光機能事業

レンズ製造で培った真空蒸着技術によって、くらしに役立つ多彩な光学薄膜を開発

メガネレンズ一筋で歩んできたTOKAI が、新規事業として平成13年に立ち上げたのが光機能事業部。メガネレンズの表面処理(コーティング)加工において用いられる「真空蒸着」技術を応用し、わたしたちの生活に身近なあらゆる製品の薄膜を開発・製造しています。

事業部内には世界トップレベルの技術を持つ開発者、技術者がそろっており、経験や勘で行われることの多い真空蒸着を理論的にデータ解析し、ナノメートル単位の薄膜を均一の厚みで、かつ安定した品質で製造できるのが大きな強みです。

その強みを活かしてこれまでに、デジタルカメラなどの映像機器や光学機器、光通信部品などに使われる反射防止膜、紫外線・赤外線カットフィルター、レーザーミラーなどを商品化に結びつけました。また、誘電体薄膜技術によって特定の色の光を反射させるフィルターの開発にも取り組んでおり、最近では従来暗黒色であった家電製品の赤外線リモコンや携帯電話などの赤外線通信窓をカラー化することに成功。このようなカラーフィルター技術は電気機器に限らず、幅広い商品に活かされています。今後も薄膜の可能性を広げ、人々の生活に役立つ製品の開発に取り組んでいきます。

光機能事業の詳しい情報は「光機能技術情報」をご覧下さい。